超短篇小説レーベル「nanovel」 / 作品配信

超短篇小説レーベル「nanovel」の新作家8名に選出されました。


株式会社GADGETによる本サービスは、短篇小説よりもさらに短い作品ばかりを集めた新しい形の小説レーベルとして2012年冬にスタート。2,000文字以内の小説を月1回(当時)、Android/iOSアプリ上でリリースしています。


2013年9月2日、同レーベル内の「ナノベル執筆陣増殖計画2013春」にて新作家として選出。これまでに掌編小説を3作品、書評(森鴎外『杯』)を1本上梓しました(書評はシナリオライターの山口祥子さんと)。現在無料配信期間が終了、作品の一部はドコモ『dブック』で配信中です。




【過去配信作品】

  • 『【新訳】桜の樹の下には』(Vol.15)
    「桜の樹の下には屍体が埋まっている!」という書き出しで有名な梶井基次郎の掌編を現代女子目線で大胆に「翻訳」。乱れた食生活を送る桜子の、食べることにまつわる暴飲暴食のような饒舌語り。
  • 『たっぷりのお湯を、バスタブに。』(Vol.11)
    ユニット・バスの空の浴槽に入って読書する。そんな趣味を持つハツと、彼女と微妙な距離にあるユウ。買い物袋を手に部屋を訪ねると、今日もハツは浴槽に入っているのだった。
  • 『花泥棒はためらわない』(Vol.10)
    「ヤリ部屋」と呼ばれる図書室で、誰と寝るのもためらわない──。日本で最も南西に位置する高校に、関東から越してきた「私」。雪の降らない学校で、けだるい時間が流れていく。

結城紫雄 / YÛKI Shion

校閲者/週末作家。1987年生まれ、福岡県出身。校閲事務所勤務の傍ら、WEBメディアへの寄稿やマンガ・テレビドラマの脚本などを手がける。2015年、国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」主催の文学賞「ブックショートアワード」第1回大賞受賞。